こんにちは、主にアクシー情報を発信しているバックスです!
今回は「アクシーから見るplay to earnからplay and earnへの移行、ブロックチェーンゲームの新しい可能性」について書いてみました。
・play and earn って何?
・play to earnとの違いは?
・ブロックチェーンゲームは今後どう変化していくのか
など疑問に思っている方のために、この記事では
・play and earn とは?
・ブロックチェーンゲームが今後進んでいくであろう方向性
についてアクシーを例に解説していきたいと思います!
- 2021年8月からアクシーを始める
- アクシー公式の翻訳担当
- YGGJapan 記事執筆
- 趣味:サッカー、株、漫画
- Web3の未来にワクワクし、記事執筆中
BCGの現状=play to earn
現状のブロックチェーンゲームはplay to earnを売りにしているものがほとんどです。
play to earnは簡単にいうと「ゲームをプレイして稼ごう」というものですね。
去年play to earnを広めたのはアクシーでしょう。
アクシーインフィニティ(Axie Infinity)
3体のアクシーと呼ばれるキャラクターを使って、アドベンチャーやアリーナでバトルするブロックチェーンゲーム。バトルで仮想通貨(slp)を稼ぐ事ができる。
スカラーシップと呼ばれるアクシーの貸し出し制度では、不労所得のようなものを得る人もでた。
「ゲームをプレイして稼ぐ」という言葉はインパクトがあり、たくさんのプレイヤーが「稼ぐため」にアクシーをプレイし始めました。
ただ、このplay to earnのゲームのほとんどは新規のプレイヤーが増えないと続かない仕組みになっています。
アクシーも新規のプレイヤーの流入が落ち着いたタイミングで、バブルが弾け一気に稼げる金額が減りました。
アクシーで稼げる仮想通貨slpはピーク時には40円ほどでしたが、現在は0.5円。
その価値は100分の1まで下落しました。
アクシーの後に人気の出た、ペガクシー、ステップンも同じような道を辿ります。初期に参入したプレイヤーが稼ぎ、暴落する前に売り抜けるという流れが続きました。
ブロックチェーン”ゲーム”と呼ばれながらも、ゲーム自体の面白さよりも短期投資のような扱いをされているのが現状です。
このような背景から
「ブロックチェーンゲームはポンジスキームだ」
「ブロックチェーンゲームはもう終わった」
などと言われています。
ただ本当にそうなのでしょうか?
アクシーが示す、ブロックチェーンゲームの新しい可能性について見ていきたいと思います。
新しい考えplay and earn
play and earn とは
アクシーインフィニティはplay to earnからplay and earnへの移行を提唱しています。
ではplay and earnとplay to earnの違いはなんでしょう?
簡単に説明すると
Play to earn=稼ぐために遊ぶ
Play and earn=遊ぶのがメイン。稼げることもある。
play and earnでは「稼げる」をゲームの目的にはしません。
メインはあくまでもゲームの面白さで、稼ぐのは副産物的なイメージです。
例えば、ドラクエで必死にレベル上げしてボスを倒すのも、キャラのレベルが上がると高く売れるからではありません。純粋にゲームが楽しいからです。
play and earn は
「楽しいからゲームをプレイする」(もちろん稼げる要素も残っている)
を大事にしようという考えです。
ではなぜ、play and earnに移行する必要があるのか?
それは、長く続いていくゲームを作るには「プレイヤーに楽しんでもらい、お金を落としてもらう」必要があるからです。
全てのプレイヤーが稼ごうと思ってゲームを始めると、資金が流出していくだけです。それとは逆にプレイヤーからの資金の流入が必要です。
「稼げないブロックチェーンゲームにお金を払う人なんているの?」
と思うかもしれませんが、これは何も特別な事ではありません。
スマホのゲームを無料で始めたのに、強いアイテムが欲しくて課金する人は多くいます。
これはお金を払ってでも価値のあるくらい面白いゲームがプレイできるからです。
私も以前「クラッシュロワイヤル」と言うゲームにハマっていた事があるのですが、気づいたら数万円課金した経験があります笑
ブロックチェーンゲーム(play and earn)で大切なのは、お金が稼げるかではなく、
「お金を払ってでもプレイしたいくらい面白いゲームであるかどうか?」
という点に尽きると思います。
play and earnに向かうアクシー
では、どのようにしてplay and earnに移行できるのでしょうか?
そのためにはゲーム会社とプレイヤーの両方が理想に向かって進んでいく必要があるでしょう。
ゲーム会社:徹底的に質の高い面白いゲームを作る。
プレイヤー:ブロックチェーンゲームに過度な期待を持たない。お金を払ってゲームを楽しんでいたら、稼げることもある。くらいの感覚でプレイする。
ブロックチェーンゲームはまだ質の高いものが少ないです。
ゲーム会社は質の高いゲームを作ることでプレイヤーの満足度を高めていきます。
そしてプレイヤー側はブロックチェーンゲームへの理解が必要です。簡単に稼げるわけではないことを理解し、過度にゲームに期待して批判的にならない必要があります。
そして、アクシーはplay and earnに向けて確実に成長しています。
大きな理由として、
①ゲーム会社は質の高いゲームを作り上げている
②アクシーを稼げるからと言う理由でプレイしている人が少なくなっている
詳しく見ていきましょう。
play and earnに向けての取り組み
アクシーは今後play and earnに向けて様々なアップデートが予定されています。
これらのアップデートにより「お金を払ってでもプレイしたいくらい面白いゲーム」を目指しています。
・ランド
・パーツのアップグレード
・アクセサリー(装飾)
・Roninチェーン上のゲームの増加
ランド
現在のアクシーはオリジンズという対戦ゲームがメインです。
そして、今後アクシーにはランドというゲーム要素が加わります。
ランドは、”箱庭系”のゲームです。わかりやすいところで言うとどうぶつの森のようなイメージです。
①資源を集める
②建築する
③作物を育てる
④アイテムを作る
などのゲームプレイが予定されています。
そして、自分で育てた作物やアイテムはマーケットプレイスで売買できるようになります。
収穫物を仲間に渡して、モンスターを討伐しにいくことも出来ます。モンスターを倒すごとにポイントがたまり、他のプレイヤーと競うモードもあるようです。
ランドのプレイ動画
動画を見るとグラフィックも綺麗で、クオリティの高いゲームが出来上がっている感じがします。
どうぶつの森のように老若男女に愛されるゲームになれば、現在とは全く違う層のプレイヤーもアクシーをプレイするようになるでしょう。
パーツのアップグレード、アクセサリー
現在のアクシーのアップグレードなども予定されています。
今までは自分のアクシーを購入してもレベルを上げる事が出来ませんでした。アクシーのアップグレードを行うと、バトルで強くなったり、見た目が変化します。
アップグレードには課金が必要で、自分のアクシーを強くするためにお金を使うプレイヤーも増えるでしょう。
また、アクシーのアクセサリー(装飾品)と呼ばれるものも実装されます。
これはバトルには全く関係なく、自分のアクシーの見た目を可愛くしたりかっこよくしたりするためだけのものです。
「こんなゲーム内のキャラの装飾のために課金する?」
と思うかもしれません。
ただ、実際にアクシーをプレイしていると
「自分のアクシーにアクセサリー付けてみたい、、、」
と思えてくるんですね。
これも何も珍しい事ではなくて、既存のゲームでもこのようなアクセサリーに課金する人は多くいます。
例えば世界中で爆発的な人気を誇るフォートナイト。
キャラクターの見た目を変化させる「スキン」と呼ばれるものがあります。
これらはゲームをプレイする上で能力が上がる訳ではなく、見た目の好みです。(バトルに有利に働くものもある)
それにも関わらず、プレイヤーはお金を払ってスキンを購入します。
フォートナイトがNFLとコラボした際のスキンの売り上げは2ヶ月で70億円ほどあったそうです。
以下記事参照↓
https://www.forbes.com/sites/paultassi/2021/05/11/epic-reveals-it-made-50-million-from-one-set-of-fortnite-skins/?sh=2676390f3903
フォートナイトのスキンはNFTですらありません。シンプルにゲーム内の見た目をカッコよくしたと言う理由だけで、これだけ売れるのです。
フォートナイトがブロックチェーンゲームでスキンがNFTとしてマーケットで売買されたらどのくらいの盛り上がりを見せるでしょうか?
このように
ゲーム内のキャラクターのアクセサリー(装飾)には大きな可能性があります
アクシーのゲームは今後どんどん発展していくと予想されます。そして、その中にはゲーム内で課金したくなるような、プレイヤーにとっての「楽しさ」に繋がる要素が散りばめられているのです。
Roninチェーン上のゲームの実装
ゲームの質を高めると同時に新規プレイヤーを増やすためのプランも着実に進んでいます。
それがRoninチェーン上のゲームです。
このRoninチェーン上に13個のゲームが実装されます。
これらは任意のクリエイター達が作ったゲームです。誰でもRoninチェーン上にゲームが作れる訳ではなく、クオリティとアクシーの世界観を壊さないことなどが条件になっています。
例えば、こんなゲーム。
Defenders of Lunacian Land
Lunacia Cup
Mech Infinity
レース、シューティング、ロボット対戦、パズル、など色々な種類のゲームがリリースされます。
現在のアクシーとは全く違うゲームや体験ができるようになります。まだ13個ですが、今後はRoninチェーンにこのようなゲームが増えていく予定です。
クリエイターに解放されているので、Roninチェーンが盛り上がれば盛り上がるほど人が集まり、どんどん面白いゲームが実装される事が予想されます。
現時点でゲーム専用のサイドチェーンを持っているのはアクシーのみ。
今から検索エンジンを作ってもグーグルには勝てないように、
「ゲームを作るならRoninチェーン上」
となれば、ゲーム専用チェーンとしては1強になる可能性もあります。
また、Ronin上のゲームをプレイするのにはアクシーがチケット代わりになるとされています。
現在のアクシーの使用価値もどんどん上がっていきそうです。
ゲームを楽しむアクシーのコミュニティ
2021年のバブルの頃と違い、現在のアクシーではほとんどの人が稼ぐ事ができません。一部のプロプレイヤーやアクシーが強い人が稼げているのが現状です。
ただそんな「稼げない」状態のブロックチェーンゲームにも関わらず、月間のアクティブユーザーはまだ75万人もいます。これは他のブロックチェーンゲームと比べても多い数字です。
Roninウォレットのダウンロード数:400万以上
アクシーの保有者:220万人
月間アクティブユーザー:75万人
ほとんど稼ぐことの出来ないアクシーですが、まだこれだけのプレイヤーがいるのは純粋にゲームを楽しんでいる人が多いからと言えるでしょう。
またアクシーのコミュニティは国内外とわず多く存在し、拡大して言っています。
先日スペインで行われた大きなアクシーの大会(アクシーコン)。すでにesportsとしても盛り上がりを見せています
アクシーコンをみんなで応援しようと集まったインドネシアのコミュニティ
アルゼンチンでのアクシーミートアップの様子
日本でもアクシーのコミュニティは確実に成長しています。様々なイベントが開催されています。
Tokyo Game Showでもアクシーは賞を受賞
また様々なギルドで、アクシーで上位目指すための熱い話し合いが行われています。もちろん賞金が大きいというのもありますが、それ以上に「ゲーム自体を純粋に楽しんでいる」という熱気が感じられるのです。
例え稼げなくてもこれだけ熱いコミュニティが出来上がっているのは今後のゲームの成長を後押ししてくれるでしょう。
play and earnへ向けての取り組み、まとめ
アクシーはplay and earnの実現に向けて、
・ゲームの質を高める
・新規プレイヤーを増やす
というタスクを着実に進めています。
感じられるのは、一時のブームで稼いでしまおうという短期的な目標ではなく、長期目線でplay to earnを実現させるのだというアクシー運営の強い思いです。
そして、それを支える専用サイドチェーンのRoninとコミュニティがある。
アクシーやブロックチェーンゲームは終わったと言われていますが、まだこれからだと思っています。
なぜブロックチェーンゲームである必要があるのか
ここまで見てきて
「稼ぐためのゲーム」から「楽しむためのゲーム」に移行しているのがわかったかと思います。
ブロックチェーンゲームといえど、結局は従来のゲームのように「面白さ」が何よりも重要だという事です。
ここで出てくる疑問が
ブロックチェーンゲームって稼げるから人気が出たんでしょ?
稼げないなら普通のゲームの方がクオリティも高いし、そっちでいいじゃん
確かに面白さなら既存のゲームの方が面白いものが多いです。
ただ、「ブロックチェーン上の面白いゲーム」というのは既存の面白いゲームよりもより重要になってくると思っています。
それは単にゲームにとどまらず、人々の生活を変えるようになると思っています。
ネット上の資産を保有する
ブロックチェーンゲームの最大の特徴はゲーム内の資産を自分で「保有」できる事です。
今までのゲームではどんなに頑張ってアイテムを集めても、そのゲーム内で完結していました。
珍しいポケモンをゲットしてもそれを売る事もできなければ、ドラクエで頑張ってレベルをあげたキャラクターを売る事もできません。
ただブロックチェーンゲームの場合はゲーム内の資産を売買できます。
アクシーの場合だと、強いアクシーを生み出せたらマーケットで高く売れますし、レアなアイテムを手に入れても売ってお金に変える事ができます。
こういうゲーム内の体験を通じて、「ネット上にものを保有する」という概念が生まれてきます。
私自身、アクシーをプレイする前は
「NFTはネット上のデータを保有できる!」
と聞いても
は?ネット上のもの保有?意味わからん、、
と思っていました。
ただ、現在は自分で買ったネット上のNFTであるアクシーは確実に「自分が保有している」と認識できています。
ネット上のただのデータなのにも関わらず、愛着すら湧いて、アクセサリーでもつけてあげたいなと思っています
これはアクシーを始める前には全くなかった感覚で、ゲームを通じて「ネット上のデータを保有する」という感覚が理解できました。
いくらNFTの本を読んでも腑に落ちなかった事が、ゲームをプレイしているだけでスッキリ理解できたのですね。
そして、今後「ネット上のものを保有する」という概念を持っているかどうかで、見えてくる世界が確実に変わってくると思っています。
この感覚を持っていることで、web2→web3への変化についていけると思うし、逆にこの感覚をもてないと様々な時代の変化に乗り遅れてしまうでしょう。
そういう意味で、ゲームは自然と新しい技術を学べる最高の教科書だと思っています。
ブロックチェーンゲームという「遊び」を通じて最先端の感覚を学んでいく。
面白いブロックチェーンゲームの存在によって、人々がスムーズにweb3の世界に入ってこれると思っています。
最終的にはplay and ownの世界に
実はskymavisは前々から「アクシーを通じて世界中の人々をweb3の世界に招待したい」と宣言しています。
単なるゲームではなく、文字通り世界を変えるというのを目標にしているのですね。
そのためにもブロックチェーンゲームはplay and earnの次のステップに進むべきとも言っています。
それはplay and ownという概念。
ここでは稼ぐという目的はなくなり、「保有」という表現を使用しています。
例えば、アクシーの装飾アイテムなどが良い例でしょう。これは売るためでも儲けるためでもなく、
「ただネット上に自分のものを保有するのが喜び」
という考えです
web3においては「ネット上の所有権」というのが一つのキーワードとなっています。
これが浸透する頃にはブロックチェーンゲームはゲームの枠を超えて様々な生活に影響を与えるでしょう。
例えば、今後web3が可能にすると言われている事に
・ユーザー間の取引ができるようになる
・個人が情報を管理できるようになる
・人種や国境を超えてサービスを利用できるようになる
などが挙げられています。
これらがゲームを通じて、スムーズに人々の間に浸透していくのではないでしょうか?
まとめ
話をまとめます。
①現在のplay to earnのほとんどは新規プレイヤーが増えないと継続しない。
②そのためplay and earnに移行していかなくてはいけない。
③play and earnとはゲームが楽しいからプレイするのであって、稼ぐのは目的ではない。
④アクシーはplay to earnに向かって進んでいる
⑤ブロックチェーンゲームが浸透することで、自然と「ネット上に保有する」という感覚を学べる
⑥将来的にはplay and ownに移行していく
ブロックチェーンゲームは人々がweb3にスムーズに移行できるような橋渡しの役割をになっていると思います。
私自身アクシーを始める前は
「ビットコインとかNFTってなんか怪しい詐欺みたいなやつでしょ?」
と思っていました。
ただアクシーというゲームをプレイしただけで、
・イーサリアム
・メタマスク
・ブロックチェーン
・ファーミング
・NFT
・Defi
・ステーキング
・DEX
などなど、様々な知識が身につきました。
しかも、すべて勉強したという感覚はなく、ゲームをプレイしていく上で自然と身についたという感じです。
このように「ゲーム」というのはバカにできなくて、色々なハードルを取り除いてくれる役割があると思います。
今後ブロックチェーンゲームやアクシーがどのように進化し、人々の生活に影響を与えていくのか楽しみです!
では、また!
アクシーをプレイしてみたくなった人は以下の記事を参考にしてみてください!
ツイッターやってます↓
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